手しごとの街・松本の五月

2019.05.15

信州では短すぎる春が終わり、新緑が芽生え、吹く風も気持ちの良い季節が始まりました。

五月の松本は、暮らしの中の美と丁寧に向き合える街だと感じます。

江戸時代、松本は各地から集められた匠たちがたくさん居住する城下町として栄えました。

戦後には、柳宗悦の唱えた「民藝運動」に共感した人たちによって、木工、染織をはじめ、活発な工芸品製作がこの地でおこなわれ、こうした工芸と地域との長い関わりが礎となって「クラフトフェアまつもと」も生まれ、毎年五月の最終土日に開催しています。

そんな松本の街は、毎年五月を「工芸月間」とし、松本市の美術館、博物館、ギャラリーなど約70の会場において、展示がご覧いただけます。また松本市内外において「工芸の五月」に関連した企画展やイベント、ワークショップが多数開催されます。

モダンと伝統が融合した建築が魅力の一つとなっている界 松本では、現在、クラフト作家さんによる展示や作品を手に取っていただけるシーンをご用意します。

ショップでもクラフト作品を多く取り扱っており、中でも今回ご紹介したいのは、長野県産の小麦藁にこだわり、収穫の年や畑の場所により太さや色合いが異なる天然素材で作られるetelä(エテラ)さんのヒンメリです。

フィンランドの農家に伝わる豊穣の願いがこめられた、麦わらを使ったモビール(装飾品)・ヒンメリですが、麦わらが太陽と豊穣のシンボルとされていたことから、別名「光のモビール」とも呼ばれています。

昔から藁細工をしてきた日本人にもなじみ深く、館内の至るところにみじんスサ、ネコズサ、モミズサ、ワラブツを使用した土壁があしらわれているここ 界松本でも、ヒンメリの幾何学模様の不思議な魅力が空間に溶け込みます。

ご協力いただいたetelä(エテラ)さんは、松本市在住のヒンメリ作家さん。収穫の年や畑の場所により太さや色合いが異なる天然素材で作られるeteläさんのヒンメリは、とても繊細で美しく、やさしい雰囲気を感じられます。

その他にもご宿泊のお客様限定の商品もございますので、是非お手に取ってご覧ください。

  • 界 松本スタッフ

    界 松本のスタッフが、施設の最新情報や松本の四季、周辺のイベントなどをお知らせします。

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