あたみ梅の間 駿河竹千筋細工職人・杉山茂靖

あたみ梅の間 駿河竹千筋細工職人・杉山茂靖

明治32年、紀州徳川家15代徳川頼倫(よりみち)侯爵が東京飯倉町の自邸内に建てた日本最初の近代的図書館は、「南紀」と徳川家家紋「葵」にちなみ、「南葵文庫」と命名されました。大正9年には蔵書数が12万冊にも及んだといわれています。その後、昭和8年に16代頼貞公の別荘として大磯に移築され、「太陽の館」を意味する「VILLA DEL SOL」(ヴィラ・デル・ソル)と名づけられました。昭和54年、8年の歳月を費やし現在の場所に移築・修繕が行われ、星野リゾート 界 熱海の別館となった今でも、フレンチを味わえる海辺のオーベルジュとして人々を迎え入れています。

洋館2階建て、「木骨瓦張漆喰塗」という形式で、玄関上部欄間と階段室天井にはステンドグラスが嵌め込まれ、サロンの暖炉は大理石を用いた、こだわりの感じられる造りとなっています。平成20年には国の登録有形文化財となり、伝統ルネッサンス様式の格調と気品を今に伝えています。